18trisomy

概要

18trisomy(エドワーズ症候群)は、18番染色体が3本存在することにより発症する先天性染色体異常症である。重度の発達遅滞や多臓器奇形を伴い、出生後の生命予後は極めて不良である。出生頻度は約1/6000で、女児に多い。

要点

  • 18番染色体のトリソミーによる重篤な先天異常
  • 多臓器奇形と発達遅滞を高頻度に認める
  • 生命予後は非常に不良で早期死亡が多い

病態・原因

原因は18番染色体が3本存在すること(トリソミー)で、ほとんどがde novoの非分離による。高齢妊娠がリスク因子とされる。全身の発生に影響し、多様な奇形を引き起こす。

主症状・身体所見

著明な発育不全、知的障害、筋緊張低下、小顎症、突出した後頭部、特異的な手指屈曲(重なり指)、心奇形(VSDなど)、消化管奇形などが特徴的である。

検査・診断

検査所見補足
染色体分析18番染色体トリソミー確定診断
超音波検査多発奇形(心奇形・小顎症等)胎児期診断にも有用
心エコー心室中隔欠損などの心奇形予後判定や治療方針に重要

出生後の外表所見や画像検査、染色体検査で診断される。胎児期には母体血清マーカーや羊水検査も用いられる。

治療

  • 第一選択:対症療法・緩和ケアが中心
  • 補助療法:呼吸管理、栄養管理、合併奇形への外科的対応
  • 注意点:積極的治療の適応は予後・家族意向を十分考慮する

鑑別・比較

疾患見分けるキーポイント検査差異
Down症候群21番染色体トリソミー、特徴的顔貌染色体分析で異なる染色体
13trisomy口唇裂・多指症・重度脳奇形13番染色体トリソミー検出
猫鳴き症候群猫鳴き様啼泣、5p欠失染色体欠失の有無

補足事項

18trisomyは重篤な合併症が多く、出生後1年以内の死亡率が高い。出生前診断の発展により早期発見が可能となっているが、根本的治療法は存在しない。

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